皆さんの見えている世界は、錯覚だらけ。
こんな事を聞いた事はありませんか。
『 いや、私の見ている世界は、しっかりと見ているので、間違いはない!! 』と言う方に、次のような事を御紹介しましょう。
大学の研究室でも、学生さんと一緒に確認したのですが、感心されたり、大うけのネタでした (^-^)/
#1 【【 この絵のAとBの色は同じでしょうか? 】】
出典先:http://www.frablo.jp/2011/09/18/checkershadow-illusion/
実は、AとBの色は同じなのです。 疑われた方はぜひ、出典先のサイトをご覧ください。 YOU TUBEの動画で、とても良く分かり易く解説しています。
作者は、マサチューセッツ工科大学(MIT)の視覚科学 (脳認識学研究室) 教授のEdward H. Adelson 先生だそうです。
★ 視覚の先入観って怖いですね~ 逆に、このAとB、色は同じなんだって思い込んでいても、なかなか修正が出来ないのですよね。
#2 【シルエット錯視】
次に、動画をお見せしたいです。
【【 このシルエットは右周りでしょうか、左回りでしょうか。 】】
出典先:http://www.procreo.jp/labo/labo13.html
ぜひ、出典先のサイトを御覧になって下さい。
みなさんは、どちら回転に見えましたか?
大学の学生さんや、当院の新人獣医師たちと動画を見ていたら、同じ動画なのに『あっ、右回りだ』 『あっ、今左回りに変わった』 などと、面白がっていました。
ここで重要なポイントがあります !!!!!
その変わるタイミングは、人それぞれなんです。 人によって別々の時に、【右回り】から【左回り】に変わるのです。
右脳と左脳が働いている強さ・バランスの状態によって、右回り(時計回わり)か、左回り(反時計回り)に見え方が変わるそうです。
★ ですから、同じモノを見ていても、各人が皆んなで違う“ モノ ”を見ていると言う事です。 また、右に回って見えている時に、『 左に回れ!! 』と言っても、脳は修正が効かないのですよね。
★ 自分を制御できない【 自分のカラダの機能 】があるって、怖いですね ~~~
#3 【 ミスコミュニケーション 】
会話で 『 て・に・を・は 』 を変えたり、何かを強調したり、ある部分を言わなかったり、思い込みをさせるように前ふり説明をしたり、と言った事で【 誤解 】は生じます。
あるコミュニケーション学によると、会話の
1) 省略
2) わい曲
3) 一般化
によって、【 誤解 】は生じると書いてあります。 長くなるので、詳しい解説はここではしません。
話し相手が分かっていると思って言っているのに、相手の物差し≪一般化のひとつ≫が違うので【【 全然、通じない!! 理解してくれない!! 】】事を経験された方も多いはずです。
#4 本題です!! 動物病院のお仕事の話をしましょう。
【【 診断の世界では、視覚から入ってくる情報や、耳から聞く、口や身体で発するコミュニケーションが大切です。 】】
思い込みや、同情などの【 感情 】は抜きにして判断しないと、【 誤診 】を招きます。
ということで、当院では、高い次元で診断方法を統一させています。 チーム医療をするためには、同じ基準を持っていないと混乱しますからね。
高い次元の診断方法には、【【 錯覚や、誤解 】】があってはならないのです。
【【 錯覚や、誤解を無くす 】】と、診断確率が数段にアップいたします!!
⇒ 診療レベルが上がります~ 御安心頂ける医療です~
★ 安心安全な動物医療は、しあわせを導きます ~~~
当院は、動物たちのより良い健やかな幸せを提供してまいります ~~~
★★★ 【 誤解 】や【 錯覚 】の無い世界で、生きてみたいものですね。 どんなに楽だか (^-^)/